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- 骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨が折れやすくなる病気です
歳を取ると、背中が曲がって身長が低くなるのを不思議に思ったことはありませんか?
これは年齢とともに骨の量が減り、背中の骨がじわじわとつぶれていく圧迫骨折によるものです。骨の量が減って骨が折れやすくなる病気、それが骨粗しょう症(こつそしょうしょう)です。
骨粗しょう症は閉経後の女性に非常に多く見られ、気付かないうちに背中が曲がってしまい、腰痛や背中の痛みが生じることもあります。また、背骨が曲がると、内臓を圧迫して呼吸機能や消化管運動にも影響を及ぼす危険性もあります。
高齢者の骨折は寝たきりの可能性が高まります
骨粗しょう症に気付かないでいると、体全体の骨がだんだんともろくなり、ちょっとつまずいて転んでしまった場合など、ささいなことで骨折してしまう可能性が高くなります。
もし、腰や足の付け根が折れてしまったら、最悪の場合、寝たきりや車いすなどの生活を強いられてしまう危険性があるのです。
当院で骨の状態がチェックできます
気付かぬうちに骨の量が減っていたり、背骨に骨折を起こしていることがあるかもしれません。特に更年期以後の女性は骨粗しょう症に注意が必要です。骨の量が減ってしまう前になんらかの手当てをしておくことが望ましいです。
先生に相談して検査からはじめてみましょう。
1.骨塩定量法(DEXA法)
DEXA法という方法で測定します。微量のレントゲンを使いますが、被曝の心配は殆どありません。健康な若い成人者の平均骨量の70%に満たない場合は骨粗しょう症であると診断されます。(※)
2.腰椎レントゲン写真
腰椎のレントゲンで、明らかな外傷がないのにもかかわらず圧迫骨折を起こしていないかどうかをチェックします。
3.血液・尿検査
血液検査、尿検査であなたの骨の新陳代謝がうまく行われているかを調べます。
骨粗しょう症と診断されたら…
骨粗しょう症と診断された場合は、医師とよく相談したうえで改善していきましょう。
まずは日常の食生活や運動の習慣など患者様ご自身に骨を強くすることを心がけていただくことが大切です。
一人一人の生活習慣に合った、生活指導をさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
また、当院では専門治療により改善のお手伝いをさせていただきます。
検査の結果をもとにその人にあったお薬を選択し、処方させていただきます。
出典元
(※)原発性骨粗鬆症の診断基準(2012 年度改訂版)